アメリカで手術(保険プランと費用は?)
皆様、令和に入ってからの初週末いかがお過ごしでしょうか。
北テキサスは雨ばかりで嫌になってしまいますが、週末は大丈夫そうです。
実は私、平成の終わりに人生初めての手術をアメリカで受けました。
この件について書こうか悩んでましたが、手術も無事に成功し、先の見通しもついたので、もしも保険の件などで誰かのお役に立てるかもしれないと書くことにしました🍀
そもそも何で手術を受けることになったのか?
実は2月にコロラド州にスキー旅行に行った際にスノーボーダーと衝突して、
怪我をしてしまいました。
すぐに日本のクレカの海外保険センターに電話をしスキー場併設のクリニックで診てもらいました。ちなみにキャッシュレス手配は事前連絡をし、病院を手配してもらってからが普通です。私は緊急だったのでクリニック到着後に電話したにもかかわらず、すぐにキャッシュレス対応をしてくださり本当に感謝しています。レントゲンでは骨折等はしていないとのことでしたが、何かおかしいと思い、クレカの海外保険センターに再度連絡し、専門医を受診したいとお願いし探してもらいました。
ちなみに、日本の海外旅行保険会社はたいてい現地の会社に業務委託をしているのですが、この委託先の今回お世話になったOn Callという会社、本当に素晴らしいです。
・自宅から近い
・通訳サービスあり
・現地のどの保険のネットワークに加入しているか
をもとに半日で見つけてくださいました。(今後も個人でお願いしたいくらい)
一週間後、テキサスの地元の整形外科医(膝専門)
のマーク先生と面会すると、
苦笑いしながら「実は僕スノボ大好きでYouが行ってたスノーリゾートの隣のリゾートにセカンドハウス持ってるんだ」と。何というめぐり合わせ。もはや運命?😂😂😂
そしてマーク先生の診察、MRI検査と受けた結果、、、
左足の前十字靭帯を損傷(一部断裂)しているとのことでした。
自然に治ることはないので手術するしかないとのことで、承諾。
専門医受診や手術の費用はどうだったの?
怪我をした日がまだクレカの保険期間内であったため、最初の診察~MRI検査まではそちらで全額キャッシュレスでカバーされました。
その後のMRIの検査結果による診断~手術まではBlue Cross Blue Shield(以下BCBS)のBlue Advantage HMO(Gold)プランにてカバーされました。旦那さんが2月に転職をし、2カ月間(4月末)までは雇用先の保険には入れないとのことで、個人で契約をしていました。BCBSのHMOプランは引越し、結婚、転職などの際であれば年の途中でも加入が可能です。また、雇用先の保健が不十分でセカンダリーインシュランスとして加入している人もいるとか。5月からは雇用先のPPO(HSA)に変わっていますが、確かに既往症があっても入れるBCBS のHMOはセカンダリーインシュランスとして良いプランだと思いました。
そして、気になる手術費用!!!
保険なしで120000ドル😱😱😱😱😱
「ひょえーーーー!」と旦那さんと叫びました。
そして、Physichian Feeは4000ドル超え。
写真をご覧頂くと分かると思いますが、実際にお支払いしたのは手術代の500ドルのみです。Physichian feeはBCBSのネットワーク内の医師だとかかりません。ちなみに怪我をした日から180日以内であれば、手術代とPhysical TherapyのCo-Pay分を日本のクレカ会社が負担してくれます。なので、500ドルも返ってくる見込みです。最初から最後まで本当に感謝。
500ドルの支払いになるというのは事前に保険会社のポリシー一覧を読み、電話もして確認しておきました。何故なら、手術当日に高い金額を医療事務の方に請求される可能性があると思ったから。保険プランがありすぎて分からないから、とりあえす高い額を請求しておく、というのがありがちだそうです(旦那さん談)
案の定、3,700ドルと言って来たので持参したポリシー一覧表を見せました。
「Oh ya I am ok with $500」と、謝ることはなくツンツンした感じで言ってました。
もう何かアメリカの事務作業や携わる人を信用しない癖がついてます(笑)
手術はどうだったの?
旦那さんに手術当日は有給休暇を取ってもらい、朝8時前に病院に到着。
手術費用支払い後、すぐにオペ準備室へ。
マーク先生(執刀医)と看護師が待ってました。彼から手術の説明と同意書のサイン、また私の左ひざにサインをマジックで書いてもらいました。(法律でそうすることが決まってるそうです。)
術後の痛みを押さえるためのペインブロックから始まり、その後は麻酔をしていきましたが、メディカルチームは本当に素晴らしかったです。何ていうか患者への対応の仕方が日本と違うと思いました。冗談まじりに話しながらも、ひとつひとつの処置を説明しつつ、患者を安心させるような態度なんですよね。
あとは、全身麻酔だったので覚えてないのですが、午後一で自宅に帰ることが出来ました。
ちなみに、旦那さんがまだ私が眠っている間にマーク先生と話しをしたそうですが、
「アクティブな子だし、これからの人生楽しめるように大きめの入れといたよ」と言ってたそうです。そうです、私アメリカ人の前十字靭帯を移植されたそうです。
どうりでなんか突っ張るような、、、😂(笑。こちらは冗談です)
今後の予定
既に腫れはひいてきていて、四月の終わりから四カ月ほどPhysical Therapyを受けることになりました。
himawariさんがブログで書いてくださっていたので、こちらは安心して通うことが出来ています。私のPTもとても良い男性(60歳近い?)で、私の目標にもきちんと耳を傾けてくれます。
そして、目標はずばり片膝がアメリカ人になった記念で12月15日のダラスマラソン(フル、東京マラソンが当たったらハーフ)を走る!!!
はじめに断っておきますと、私は体育会系でも何でもありません。
(体育の授業が嫌いだったし成績も下から数えた方が早いくらいで、友達も文科系の子ばかりでした。そして、体育会系の上司とは馬が合いませんでした)
ただ、マラソンだけは好きです。
2015年シカゴ、2016年ニューヨークと完走して、2017年ベルリンの当選を手にしながらも、旦那さんに会いに行く旅費を工面するため棄権。
アメリカに移住後は、地元のレースで結果を出して、いつかボストンを走るのが夢です。(ボストンはタイムで足切れされます。日本から高い費用を払ってツアーに参加するという裏技もありますが)
ダラスマラソンはPTの方は「筋肉量が十分につけばいける」とOKサインを出してくれました。
月曜にマーク先生に会うのでおそるおそる聞いてきます。
どうかConfirmationもらえますように🙏🙏🙏
最後に、、、
旦那さん、「コスパの悪いオンナでごめん」と心の中で謝っていたら、先日、猫二匹の歯周病の治療代に1300ドルかかりました。一人と二匹でゴメンナサイ。